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この作品には複数人の女の子がいます。この女の子たちはすべて違う画材で描きました。これは一見同じ様に見えても考え方や経験してきたことが違い思ってきたことが違うということを伝えたくて描きました。この絵を見てこの子は少し雰囲気が違うなとかこの子の目線には何か意味があるのかとかいろいろ考えてみてほしいです。
「あなたはどう考える?」描かれた少女の中の一人が問いかけてくる。作者は描く画材や表現方法を変えて少女を描き分けた。人は常に変化する、姿も考えも。作品の前に立つと、作品との対話が始まりそうだ。
上からたれる絵の具がもりあがってあれているのは現代の社会を表しています。下のクジラは自分に合っていない場所でも止まらず進んでいる様子を表しています。針金は刺激を表しています。
見るからに自由で、絵を描くことを楽しんでいる様子が伝わってくる。絵の具を飛ばしてみたり、落書きのようにしてみたりしながらも、絵と格闘している。このような絵の評価はとても難しい。しかし、本展では大いにこのように自由に描いた表現を評価したい。まさに、「とらわれない」表現である。
りんごを食べ残してしまった時の、えも言えぬ罪悪感について、りんごを生物らしく描くことで表現しました。りんごがあなたをじっと見つめていますが、目や顔がついていてもりんごの味は変わりません。飛び出したりんごの皮で、ぜひ皮をむいている気分を味わってください。そしてどうか食べ残さないであげてください。
日常的なテーマを面白い角度で切り取っていました。りんごを、自分を食べきって欲しいと願う生き物に見立てるところが斬新です。レリーフ状に表現された鼻や皮は、ファンタジックなタッチにリアリティを持たせていました。
私には大好きな先生がいます。その先生といるとうれしくなって、楽しくて、思わずにっこり笑顔になります。この絵は、自分にとって、こんな光景があったら楽しそうだな、面白そうだなと感じたことを描きました。街中で巨大化した先生が暴れまわっている光景が非現実的で楽しそうでワクワクします。
少女が夢を見るという設定で、大好きな先生が巨大化して街を破壊して廻る姿を、ヒーロー的な活躍の姿としてうけとめている。夢の世界は自由だ、愉快痛快奇々怪界の世界を素直な気持ちで楽しく表現しているところが評価された。
時の神のアヌタチスと創造の神のヴァイファレスがともに生み出した化身リーバル。リーバルが現れた土地は聖域とされ、現在もにぎわった街となっている。そんなリーバルは今、異空間を飛び、建物を運んでいるだろう。reは「繰り返す」、valueは「価値」という意味。revalue(リーバル)は価値ある建物を繰り返し生み出している。
化身リーバルが、異空間にて価値ある建物等を運ぶ様を鳥で表している作品で、特に鳥の羽根や体にある建物や像は、細かいところまで丁寧に描き込んでおり、全体として上手くまとめ、迫力も感じられる作品です。
ロボットのシリンダーなどに意味を持たせ、格好良さの出るデザインを目指しました。また、背景のビルは、夜の雰囲気を出したいと思い描きました。
ロボットがビルの屋上で動き回っている、近未来的な絵画です。誰かを暗殺しようとしているのか、見る人によって自由な想像ができます。都会の暗闇のビルに、明かりが黄色く表現されていて、その色の対比がなんとも美しい。ロボットが大好きな松井さん、このシリーズで今後も新しい絵を描き続けてみてください。
私たちが生きているこの世界の陸、海、空を描くことで、様々なものが互いに尊重、理解し合うことで共存しているということを表現しました。この世の中は個性にあふれていて、それがいかに尊いかを考えるきっかけになればうれしいです。
いかなる生物も、自力だけではなく、自然界のあらゆる要素が連鎖的に作用し、それでやっと生きています。丁寧なタッチと背景の分割的構図により、生物と環境との繋がり、つまり「共存」を示しているように感じます。
この作品では、背景をあえて黒で塗りつぶしグラスを目立たせるようにしました。なぜなら、未来がこうなってほしいという思いをグラスで表現したかったからです。色と色をたくさん重ねて色の差をつけ、くじけそうになる事もあるけれど、乗り越えていくと、きっと楽しい未来があるということを色で表しました。
いくつもの色を積み重ね、「みらい」を表している。グラスの丸み、ゆがみが色の置き方で表現されており、それも人生の歩み方と重なる。このグラスのように、みらいにはくすんだ瞬間もキラキラ眩しい瞬間もあるだろう。でも、きっとこの作品を見るときのように、鮮やかなときが強く心に残るはずだ。そんなみらいを心から願う。
私はトマトを好みません。けれど、トマトを描きたくなったのでトマトを描きました。ただトマトを描くだけじゃ面白みがなく、自分らしさを表現できないので、真ん中のトマトだけ顔を描いてみました。他にも、へたに近いところに薄い黄緑を差し色で入れました。ヘタとトマトの影に青色を差し色で入れたことでトマトの印象が強くなりました。
鮮やかなトマトが積まれ、瑞々しく光ります。作者本人の文章では「私はトマトを好みません」と意外な一文が。しかしながら、トマトというモチーフを楽しみ、自分の表現に昇華していることが何より微笑ましいです。
手はぱっと見、一色だけに見えるけど、よく見てみるといろんな色が混ざっていると思います。私はこの手を描くのに赤、紫、青、黄色などのいろんな色を使いました。もしかしたら、手の色は一色だけと思い込んでいる人もいるかもしれません。でも、少し視野を広げてみるだけで、もっと鮮やかに面白く世界が見えるはずです。
小さな手を握る大きい手は、お父さん、お母さん、それともお兄さん、お姉さんの手だろうか。白く無垢なのに力強い幼子の手と大きく存在感があるのに柔らかな大人の手。様々な対比があいまって、2人の、そして、この2人を見守る人たちの優しく温かな時を感じる作品だ。作品を見る私までもその空気に触れた気がした。
この絵を描くとき、はじめは自分には何があるのかということを考えました。考えたけど、結局思いつきませんでした。それを自分は「色がない」状態だと感じ、自分の体や顔に色を付けませんでした。でも自分自身には色はないけれど、自分が描いた絵の中や周りの人がいてこそ自分にも色がついていくと思い、自分が周りから色づいていくのを絵に描きました。
中央の人物は、おそらく自分。鉛筆デッサンによる表現で、よく描けている。自分には何があるのか,作者は自分に問い、何も見つけることができなかったので、自分には色をつけなかったようです。周りにはカラフルな色合いで、かわいい動物や生きものを描き、私を取り巻く環境や未来の社会が変化していく様を表現したように思います。これから先、どんな色に自分を染めていくのか、楽しみです。
自然の中を冒険するワクワクを表現したいと思って描いた絵です。絵の中の子たちと一緒に、様々な生き物が住まうジャングルを探検しているような気分になってもらえたらと思います。この絵のテーマは冒険のワクワクですが、藪の影やにごった川からなにかが出てくるかもしれないというドキドキも感じてみてはいかがでしょうか。
色遣いが魅力的。主に緑と茶色で描かれているのにとってもカラフルに感じ、自然界にはたくさんの色があることを思い出させてくれます。また、人を小さく描くことで木々の大きさを演出しています。「絵を描くのが好き」という思いが強く伝わってくる一点です。
中世の異世界にありそうなクエストボードを作りました。モンスターの設定や地図の村の名前などもオリジナルで考えました。クエストの紙を止めるピンはプッシュピンのプラスチックの部分を一つ一つ割って作りました。板は、木目を意識して何度も塗り重ねました。クエストのランクを表すスタンプなども世界観にこだわり、ハンコを手作りしました。
まさか掲示板をつくってしまうなんて!作者の遊び心が盛りだくさんで見ているだけでワクワクしてきます。手づくりのハンコやオリジナルの世界地図など、細部のこだわりも素晴らしい。好きな世界を描くのではなく、「好きな世界のものをつくる」という発想に驚かされました。
第6回アートリンピック展より作品集を発行しております。グランプリ賞作品から銅賞作品までの作品をご覧になることができます。
※著作権保護の観点により第6回~第10回作品集のPDFデータにはパスワードが設定されています。
募集作品
1.テーマ
テーマは自由、画材も自由(※オリジナル作品とする)
2.作品サイズ
・最小(F15号625mm×530mm)、最大(S30号910mm×910mm)、厚み(2cm程度)
※サイズ基準(最小)を変更しました。
3.応募資格
・資格…福井県内中学校美術部員2・3年生
※1年生、立体、共同作品は募集していません
・点数…一人一点
・生徒名や作品などがHP等で公表できることを前提にお願いします。
4.申込
(1) 生徒の皆さんは、各学校の美術部顧問の先生に参加を申し込んでください。
(2) 各学校は当サイトより参加校申込連絡票(別紙1)をダウンロードし、2月中に事務局に提出ください。
(3) 4月に正式な開催要項を提示します。その際に参加校の2次申込票(別紙2)を受け付けます。
(4)5月に作品名簿(別紙3)を提出ください。
(5)7月に最終作品名簿(別紙4)と承諾書(別紙5)を提出ください。
(6) 搬入日は9月20日(土)7時30分~9時です。
※9月19日(金)午後の搬入も可
「福井県立美術館」まで搬入してください。
5.作品の状態
・作品は額装か、パネル張りか、台紙に貼ってください。
・作品の裏面に必ず、学校名、名前等をマジック等で記述ください。また、天地が判別しづらい作品は、「天・地」も記述ください。
・吊り具、ヒモがない場合は受付出来ませんので必ずお付け下さい。※ヒートンを使用する際は、(他の作品との接触・破損事故防止の為)作品裏側から飛び出ない様に、木枠の内側に取り付けて下さい。
・作品の撮影のため、作品表面に光沢のあるガラス板やプラ板のある額装やビニールシートを張ることは極力お避け下さい。
・出品者自身で制作した額の場合、塗装に使用した絵具の特性により、審査時・移動・保管の際、額の塗装面が剥離・汚れ・付着を起こす可能性があります。予めご了承下さい。
6.キャプション(名札)
・応募決定校に事務局よりキャプション枠データをお送りします。
・「絵で伝えたい思い」を書いてください。
・手書きパソコンどちらの記入方法でもかまいません。
・自画像の欄はなく、作品ナンバーを大きく記すこととします。
・ラミネートをしたものを作品下部中央に養生テープで貼り付けます。
・キャプションのコピーを裏面に外れないように必ずお貼りください。
7.審査および表彰
(1) 審査員は、高文連美術部会の先生方(高校美術)と美術の専門家(画家・学芸員等)が中心となります。
(2) 9月20日(土)9時~12時30分に審査します。
(3) グランプリ賞(県美展賞)1点、準グランプリ賞4点(福井新聞、FBC、福井テレビ、前田工繊)、金賞8点、審査員特別賞8点、銀賞24点、銅賞36点を目途に審査します。
(4) 表彰式は、9月28日(日)13時~14時に県立美術館講堂にて開催します。
(5) グランプリ賞は秋に開催する「県美展」でも展示し、知事賞として表彰されます。
8.参加特典
・出品者全員に作品集1冊を差し上げます。
9.募集規定
・応募作品の著作権は応募者に帰属いたします。ただし、主催者は、本展の宣伝広報のため、応募作品の写真撮影を行い、撮影した画像等を編集し、チラシ・ポスター・表彰式での映像・作品集・ウェブサイトを含む広告等に無償で掲載できるものとします。
アートリンピック展は平成23年2月26日から3月6日に開催された「第1回ふくい中学生アートリンピック展」から10年以上続く福井県内の中学生美術部作品の展覧会です。
「第1回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成23年2月26日~3月6日
会 場:福井市AOSSA
参 加:16校
応募数:140作品
「第2回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成23年8月9日~8月15日
会 場:福井市AOSSA
参 加:16校
応募数:約220作品
「第3回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成24年8月4日~8月6日
会 場:福井市AOSSA
参 加:17校
「第4回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成25年8月9日~8月18日
会 場:福井市AOSSA
参 加:18校
応募数:230作品
「第5回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成26年8月7日~8月10日
会 場:鯖江市まなべの館
参 加:19校
応募数:290作品
「第6回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成27年7月30日~8月2日
会 場:鯖江市まなべの館
参 加:26校
応募数:314作品
「第7回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成28年8月4日~8月7日
会 場:坂井市ハートピア春江
参 加:25校
応募数:294作品(平面275作品、立体7作品、共同平面10作品、共同立体2作品)
「第8回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成29年8月2日~8月6日
会 場:福井県立図書館
参 加:25校
応募数:335作品(平面252作品、立体2作品、共同6作品、1年ホープの部75作品)
「第9回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:平成30年8月8日~8月12日
会 場:福井県立図書館
参 加:29校
応募数:平面315作品
「第10回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和元年7月28日~8月2日
会 場:福井県立図書館
参 加:26校
応募数:平面306作品
「第11回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和2年8月1日~8月2日
会 場:福井県立図書館・福井県立美術館
参 加:24校
応募数:平面248作品
「第12回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和3年7月27日~8月1日
会 場:福井県立図書館
参 加:26校
応募数:平面303作品
「第13回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和4年7月25日~7月31日
会 場:福井県立図書館
参 加:21校
応募数:平面304作品
「第14回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和5年7月31日~8月6日
会 場:福井県立図書館
参 加:21校
応募数:平面218作品
「第15回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和6年8月2日~8月11日
会 場:福井県立美術館
参 加:23校
応募数:平面264作品
「第16回ふくい中学生アートリンピック展」
日 時:令和7年9月21日~9月28日
会 場:福井県立美術館
参 加:23校
応募数:平面264作品
第3回グランプリ賞作品
第4回グランプリ賞作品
第5回グランプリ賞作品
第6回グランプリ賞作品
第7回グランプリ賞作品
第8回グランプリ賞作品
第9回グランプリ賞作品
第10回グランプリ賞作品
第11回グランプリ賞作品
第12回グランプリ賞作品
第13回グランプリ賞作品
第14回グランプリ賞作品
第15回グランプリ賞作品
第16回グランプリ賞作品
展示会場
・「福井県立美術館 2階ー第3・4展示室」2024年8月2日(金)~8月11日(日)
※当サイトでの全作品公開は秋頃を予定しています。
表彰式
・「福井県立美術館 実技研修棟」2024年8月11日(日)13時00分~14時00分(12時45分受付開始)
①車
福井北ICをご利用の場合は、福井北ICより国道416号線を西へ進み、「重藤」交差点を左折いただきますと、約500mで右手に県立美術館が見えてきます。
国道8号線をご利用の場合は、「新保」交差点にて西に曲がっていただきますと国道416号線に入ります。そのまま西へ進み、「重藤」交差点を左折いただきますと、約500mで右手に県立美術館が見えてきます。
②バス
京福バスJR福井駅前西口 1番のりば から、京福バス27系統、2番のりば から、京福バス23、25、26、28系統にて約10分。「藤島高校前」にて下車。
※23、26系統は日祝 運行無し、27、28系統は土日祝運行無し
すまいるバス北ルート(田原・文京方面線)「藤島高校前」下車すぐ。
③電車
えちぜん鉄道福井駅(JR福井駅東口すぐ)より、三国芦原線にて約10分。田原町駅下車、徒歩約8分。
福井鉄道(福鉄)福井駅(JR福井駅西口)より、下り・田原町方面行きにて約10分。田原町駅下車、徒歩約8分。